愛知県常滑市の子ども英語教室

フォニックスを始める前に

最近、少しずつ暖かくなってきて、梅の花が咲き始めましたね!
ぽかぽか陽気で、気持ちが良い~!と喜ぶ母を横目に、花粉症の長男は「目が痒い!春は嫌だ!」と嘆いております。花粉症の方にはツライ季節ですね...。

そして、春は何かを始めるのにピッタリな季節。
新しい習い事を始められる方も多いかなと思います。

当教室でも、4月から新しい生徒さんをお迎えすることになっています!
ドキドキワクワク☆楽しみです☆

さてさて、前回フォニックスとは何かについてお話をしました。今日は、その「フォニックス」学習を始める前に築いておかなければいけない英語の土台と、フォニックス学習を始めるのに最適な時期についてお話したいと思います。

 

フォニックスとは?

まず、簡単に前回のおさらいをしてみますね!
詳しくはこちら

フォニックスとは、英語の「話し言葉を文字にしていく過程の『文字の読み書きのルール』」でしたよね?

私たち日本人が、日本語を習得していくのと同じように、英語を母語とする子供たちが、お母さんのお腹の中にいる時から、周りの人たちが話している英語をたくさん聞いて、まずは真似っこからスタート、「話し言葉」を習得します。

そして、成長するにつれて、文字に興味が出てきて初めて、文字の読み書きを教えるという段階に入っていきます。

ここで重要なのは、文字の読み書きを学ぶ段階にある子供たちは、話し言葉においては、ある程度、文で意思の疎通がしっかり出来るようになっている!ということなんでうす。

つまり、「話し言葉としての英語」が「土台」として、もう築かれているということが、英語の読み書きのステップへ進む前提条件にあるはずなんです。

しかし、日本の英語教育では、この「英語の土台」の部分がないがしろにされてしまっているんです。

みなさんは、どうやって英単語を覚えましたか?

私が初めて英語に触れたのは、中学1年生の学校の英語の授業でのこと。
英語の授業で “baseball” という単語を習った時のことです。

baseball は「バセバ11(数字の11)」って覚えるのよ~!

Wednesday は「ウエドネスデイ」よ~!

今思えば、えっ?!「バセバ11」って。もはやローマ字読みでもないし!
と言いたくなりますが、私たち親世代は、そんな風に単語を覚えてきた人も多いはず。

単語以外にも、英文法を公式のように頭に叩き込み、ローマ字読みで覚えた単語を当てはめて、英作文をする。

これ、話し言葉の土台の無いまま、「勉強として学んだ英語」の典型ですよね。

こうして英語を「勉強」してきた私たち、今英語に苦労していませんか?それでいいんでしょうか?「英語は勉強?」

英語は「言葉」

「英語」は、人とコミュニケーションを取るための「言葉」のはず。

コミュニケーションを取るために、きちんと使うことが出来なければ、ただの「記号」と同じこと。たとえフォニックスのルールを覚えて単語を読むことが出来るようになったとしても、意味が分からなければ、ただの「記号」を読めたのと同じこと。

何の意味も持ちませんよね?

そう!お子さんが「伝えるための言葉」として英語を習得するためには、母語の日本語と同じプロセスを踏んで習得するべきなんです。

そのためには、「話し言葉の土台」を築いていくことが必要なんです。

「話し言葉の土台」とは?

英語のリズム

話し言葉の土台は「リズム」にあり!

言語には、それぞれの言語に特有のリズムがあると言われています。

日本語は、俳句やグリコ遊びに象徴されるような、音を一つ一つ踏みしめて話す「ストンピングリズム」を持っていると言われているのに対し、英語はボールが弾むような「バウンシングリズム」を持っていると言われています。

イメージにすると、「ドスンドスン」の日本語と、「ボヨ~ンボヨ~ン」の英語。これだけ聞いただけでも正反対なイメージがありますよね?

それを、日本語の「ドスンドスン」のリズムで英語を話したり、英語の「ボヨ~ンボヨ~ン」のリズムで日本語を話すと、とっても違和感のある話し方になってしまうんです(外国の方が、日本語を話しているのを聞くと、片言に聞こえるあの感じです!)。

音の違い

次に、音の違い。
英語には、日本語には無い音がたくさんあります(正確には、似ている音はあるけれど、息の出し方や量が違うので、全く同じ音は無いと言えます)。

例えば、母音。日本語には「あいうえお」の5つの母音しかないのに対して、英語には、諸説ありますが、20以上の母音があると言われています。それを多くの日本人は、自分が知っている5つの音に置き換えてしまうので、どうしてもカタカナ発音になってしまうんです。

母語の干渉

この「リズム」と「音」の違いを認識することなく、日本語の「リズム」と「発音」で英語を話してしまう(=母語の影響を多大に受けたままの状態で話してしまう)と、とても伝わりにくい英語になってしまうのです。

つまり、英語を日本語のリズムと音で話してしまうという、リズムと音の不一致が起こってしまうのです。それでは、正しく伝わる英語からはほど遠くなってしまいます。そう、「話し言葉の土台はリズムにある」から。

ということで

フォニックス学習に進む前には、「話し言葉としての土台」をしっかりと築くことが大切!そして、その土台を築いた上で、文字を書くことに興味が持ち始めた時期に始めるのが最適なんです!

 

うちの子、もう小学生で、文字を書くことは好きだけど、英語を習うのは初めてだし、土台ってどうしたらいいの?もう遅い?

ご安心ください♡当教室では、英語の土台を築きながらフォニックスを学ぶことができる “Rhymoe Phonics” というフォニックス指導を行っています!今からでも遅くはありませんよ。

“Rhymoe Phonics” ってどんなことをするの?

“Rhymoe Phonics” について、次回詳しくお伝えしますね♡

 

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